ラッシュアワー
あらすじ
ロサンジェルス在駐の中国領事ハンの娘スー・ヤンが誘拐されるという事件が発生。ハンは香港からエリート刑事リーを呼び出すが、捜査を進めるFBIにとって彼は邪魔な存在だった。そこで、彼におもり役を付けて捜査から遠ざけようというものだった。その役を押しつけられたのがロス市警のお騒がせ刑事カーター。最初は反目し合っていたリーとカーターだったが次第に二人は結束し、やがて意外な黒幕を突き止めるのだった……。
(allcinemaより引用)
作品・スタッフ・キャスト
公開:1998年(米):1999年
上映時間:97分
制作国:アメリカ
感想
何も考えずに観ればいい!
とにかく気楽に観る!考えるな!感じろ!です。(笑)
冒頭からツッコミ所はたくさんあります。『爆弾の入った車に向かって銃打つなよ!』とか『そう簡単に要人が乗った車の窓、開けんなよ!』とか…。でもそんなところに突っかかっていては楽しめません。最後までこの調子です。(笑)
この映画の面白い所は推理でも考察でもありません。リーの生真面目さとカーターのコミカルさ、そしてその二人がコンビになっていくドタバタ劇をジャッキーのアクションを交えて観るものです。
安心してください。気を抜いて観たってこの映画は面白いです。
日本語字幕の監修
実はこの映画の字幕、ナインティーナインのお二人が監修されているようです。なのでジャッキーといえば石丸さん!というぐらい有名な吹替の方が私は好きなんですが、今回字幕で観てみました。
ただ感想としては、監修といわれましても…。という感じ。まあ当たり前っちゃ当たり前ですよね。(笑)
翻訳自体は意味合い変える訳にもいかないので、内容は変わらず、言い回しや例え、ちょっとしたギャグなんかの翻訳をアレンジなさってるって感じなんですかね?
正直、字幕で観た感想としては、字幕か吹替かこだわらずに好きなほうで観ていいと思います。ただ気を抜いて観るという事に重きを置くなら、断然、石丸さんの吹替の方が、私的にはオススメです。(笑)
ジャッキー本人的には好きではないらしい
この記事を書くにあたっていろいろ調べてみて知ったのですが、実はジャッキー・チェンさんはこのシリーズのストーリーやアクションシーンに納得がいってないらしく、アメリカの映画市場がどんなものなのか、偵察の為に出演したと自身のブログで公言していたようです。
ただ観てる側として、確かに本場の香港ではやらなそうな明らかなワイヤーアクションや、ご都合主義なアメリカンな展開がありましたが、だからと言ってつまらないとか興ざめするという事もなく、普通に面白かったです。
少しジャッキー・チェンさんが香港で過激なことをやりすぎて感覚が麻痺しているんじゃないかなーと勝手に思ってしまいました。(笑)
ポン吉
まき子
まとめ
安定のオススメ
この映画は気軽に楽しめますし、いい意味で内容も軽くコミカルで、尚且つ作品自体の上映時間も短めなので最後まで退屈する事もなく観れます!
それにジャッキー・チェンさんが納得してなくてもアクションは十分楽しめると思います。確かにワイヤーアクションもありましたが、すべてがワイヤーアクションなわけではないですし、スタントマンを使わずにジャッキー・チェンさん本人がアクションをしているので、そこまで物足りなさを感じる事もないと思います。
ただ、本格的に映画の世界に浸りたい時には向きません。本当に、いい意味でも悪い意味でも内容はありません。(笑)
頭使いたくはないけど暇な時、友達とわいわい観たい時、そんな時にはもってこいな作品です。気軽に観れることが売りで、逆にそうじゃないならオススメはしません。
ラッシュアワー4制作中との噂
上にも書いた通り、いろいろ調べていた時に見かけたのでまとめに書いておきます。
噂自体は2012年くらいからあったようなのですが、なかなか続報もなく2015年あたりから、主演であるジャッキー・チェンさんとクリス・タッカーさんが、各自ラジオ出演時に企画を進行中だと明かしていたようです。
ですがこの映画シリーズの監督であるブレット・ラトナーさんがセクハラで訴え得られてしまい配給を担当するワーナー・ブラザーズ社はこの監督との決別を宣言したようで、ラッシュアワー4も同じ方が監督が務めると思われていたので一時は制作が危ぶまれていました。
しかし、今年初めにクリス・タッカーさんがラジオに出演した際、ラッシュアワー4について『現在脚本に関する細かい作業をしていて、実現に向けて動いているところ。でもまだ取りかかっている段階さ。』『ジャッキー・チェンもやりたい、僕もやりたい、スタジオもやりたい。だから一緒に制作に持ち込もうとしているんだ。』と今だ企画は進行していると、おっしゃっていたようです。
数日前にも、Facebookでジャッキー・チェンさんとクリス・タッカーさんは、ラッシュアワー4を匂わせる様なポーズで2ショットを上げているようで、かなりこの噂は濃厚になってきています。このシリーズが好きな私にとっては、とても待ち遠しいです。
まき子
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